単語に関してはとくに、学生や学校の取り組みに疑問を感じることが非常に多いです。
単語集のレベル
選択しているもののレベルが高すぎる人が多いように思います。近大公募に関しては「シス単、ターゲット1900」などを全てやるのはオーバーワークです。1,2章を中心にこなし、まずはそこをきっちり覚えましょう。きっちりとはどういうことかを以下で説明しています。
※「単語がいらない、勉強しなくてよい」といっているわけではないので注意してください
ただやはり、1対1対応の単語集に依存しすぎるのはよくないです。
そういう単語集ではページ後半にいたるほど頻度が低いし、覚えづらいものが並びます。そもそも日本語としても馴染みがないものも少なくないです。確かに、一冊覚えられればかなりの英語力はつきます。それも大きく。しかし、割りに合っていないと思います。一般人の語学学習とは異なり、みなさんの時間は限られていますからね。高三生ですと半年とちょっとです。このような単語集の使い方の蔓延は教員の怠慢であると思います。みなさんには疑問を感じてもらいたいですし、感じているならそれは正しいと思います。これを一生懸命やるなら、一文でも多く、英文を読んでください。その方が英文を楽しむことができ、結果、近大合格への近道になると思います。
ただし、第1章(600)、第二章(1200)語レベルまではこのような形に頼るのも悪くはないです。ただし短期集中で。やみくもに1冊覚えるのは悪手です。
単語集の使い方
書ける必要はまったくないです。(ただし、受験後に英作等で苦労することになるかもしれません。) 近大公募合格への最短の道筋としては、書ける必要はまったないですよね。問題を見ればわかります。なのでそのような勉強は時間の無駄であると、少し大げさに言っておきます。書くことによって記憶に残りやすいという効果はもちろんありますが、効率が悪く、やはり時間がもったいないです。
小テストなどを「日本語→英語」の方式で実施するのは論外ですね。もし、そのような環境にいるのであれば、点数を取れなくてもなんの問題もないです。「そんな点数では近大は〜」などと言われてもまったく気にしないでください。譲歩しても、あいまいなつづりで覚える程度で十分です。
英単語を見て、日本語の意味がすらすら出てくるレベルまで
単語集は、英単語を見て、日本語の意味がすらすら出てくるレベルまで繰り返しましょう。このすらすらという部分が非常に大切になります。ノータイムです。逆にここは絶対に妥協してはいけません。書いたりするような作業は一生懸命でも、この部分があまい受験生が非常に多いです。本当に大事なことです。
つまり、小テストなどで少しでも考えてしまう場合は高得点であっても意味は薄いです。単語集をパラパラめくったときに、英単語をみて日本語がパッと見て出てこない単語は覚えられていないことと同義だと思ってください。これは大げさなことではありません。
覚えられなくても気にする必要はない
ただ、単語を覚えるという作業はそこまで力まなくてもよいし、なかなか覚えられなくても気にする必要はまったくないです。ここまでの話と矛盾しているように聞こえる話かもしれませんが、そういうものです。どんどん忘れながら、1周(1〜1200語)を長期的(2週間単位)に何度も繰り返していくことをこなしてください。覚えようとしなくても、繰り返せば覚えてしまいます。
少なくとも100個単位で確認する
そしてその100個を一度に覚えようとはしなくてよいです。学校の小テストは10個などの少数単位で実施されているかもしれません。しかしそれは採点、試験時間の都合上そうしているだけです。そこに合わせて自分の学習進度を設定すると、効率は大きく下がりますし、何より繰り返すことができません。目的を思い出しましょう。あくまで近大合格です。
なので、100個〜の単位で、20分程度かけて繰り返す。逆にこれだけで十分である。覚えなくてよいがとにかく繰り返す。とにかく繰り返すことが重要。小テストはそれ用に勉強せずに受けてみて、抜けている部分の確認に使用するのもいいのではないでしょうか。
繰り返し学習をしていく際に、読む・聞く・話す(声に出す)が重要になります。「話す」ということ(カタカナ後でも十分)、実際に声を出すことが本当に大切になるので覚えておいてください。これは英語学習を続ける限りついてきます。
四技能(読む・聞く・書く・話す)の観点から
書くも大事なんじゃないか!書いて覚える!書いて覚える!んごおおおおお。ということもわかりますが、効率としてはやはりよろしくないです。1単語書いている間に、その単語を何度音読できますか。
そういった点を意識してみてください。
結論
気軽に、何度も繰り返してください。