分詞構文について

分詞構文の前に理解しておいてほしいこと
・動名詞
・分詞
・接続詞

※ちなみに、分詞構文と分詞は実は意味的にはあまり関係ありません

 

動名詞は
動詞を名詞としてつかう
〜すること→〜ing
それだけ。

分詞は
動詞を形容詞としてつかう分野でした。

動名詞と形はおなじです。

形容詞は、名詞を詳しくすること。

 

ランニングis ファン
走ることは楽しい。

これは動名詞。

 

ランニングガール
このランニングは分詞。

 

ここまでよいでしょうか。

 

分詞構文

分詞構文とは
接続詞と関係してくる範囲です。実は。

 

接続詞の解説はこちら

なので難しいと感じたり、苦手意識をもっている学生が多いのかもしれません。

 

When you were young, you liked him.
あなたが若かったとき、あなたは彼のことが好きだった。

 

When S' V' ,
〜のとき、
S'がV'のとき、
この、「〜のとき、」点まで含めてこれが接続詞。

 

他には
before〜
〜の前に、

if〜
もし〜なら、

 

省略のための文法

分詞構文を理解しやすいように説明すると省略のための文法と理解してください。この「省略」が非常に大切。
なぜ省略するのかというと、理由は「書くのが面倒だから」程度のものでしょう。この適当さを大事にしましょう。

If we have a pen,
もしあなたがペンを持っていたら、っていう接続詞の節(文)ですね。

 

分詞構文ではまず、接続詞とS'を省略する。書くのが面倒ですからね。

have pen,

 

で、これじゃなんのこっちゃわからないですよね。

接続詞とS'を省略しましたよっていう「サイン、しるし」として、V'を分詞に変えましょう。これが分詞構文です。

なので冒頭の、「分詞と分詞構文は別物」という意味はわかりましたか。

省略のサインとして「分詞」に変える際に、

 

・「時制」や、

S'がV'を

・「する側」か「される側」か等によって

ing(現在分詞)なのか、p.p.(過去分詞)なのかを使い分けたりします。

 

独立分詞構文

そして、文のS'とSが異なるとき...

 

When you were child, you can dance.

この文はS'(接続詞内のSのことをS'(えすだっしゅ)っていう)とSが同じなのはわかりますか。

 

If it is sunny tomorrow, we can go picnic.

 

この文はS'とSが異なるでしょう。

S'とSが異なるとき、S'は省略できないんです。

It being sunny tomorrow, we can go picnic.

 

ただし、接続詞だけは省略できる。省略しているので、V'を分詞に。S'だけ残ります。

 

まとめ

・分詞構文は、接続詞と節内のS'を省略するための文法です。
・分詞構文の中でも、S'とSが異なって、文にS'を残してV'を分詞にするものを独立分詞構文とよびます。