読解テクニックについて
絶対に読解テクニックなどには手を出さないでください。直前の最終手段として得ようとするなら仕方がないかもしれません。普段からそのようなテクニック頼りの読解をしていては、それがはまらなかったときにとんでもない点数をとってしまう。近大公募前期は2日、2度しかありません。確実のとれる英語では2日とも高得点を安定して、狙って記録しないといけません。直前に頼ろうと参照するのはかまいませんと示した理由は、直前までここでの正しい学習を続けられた人は、テクニックの無意味さを十分に理解しているからです。英語はそのようなものがなくても、英語の力を安定させれば必ず高得点を取れる良問が作成されています。近大公募に関しては形式、レベル、傾向の揃った良問です。1年に1度の入試機会、ギャンブルが入るような余地を無くしてください。やるべきことをやれば確実に高得点を取れます。
近大公募レベルの英文
近大公募レベルの英文、長文を読解していく上で、難易度の高い、知識的な文法が要求される機会は少なく、それがなくても単語次第で全訳レベルまでは比較的容易にたどり着けるはずです。そして、難易度が高いものは取れなくても合格点に十分いたるように作成されています。むしろ、難問に時間をかけるような、近大公募にたいする研究が不足している学生をふるいにかける意図があるのかもしれません。
学習の飛躍
前から読めた上での自力の全訳レベルにいたると英文を読むことに多少の楽しさを感じられ、英語力はどんどん向上していくはずです。読解スピードも飛躍的に向上して行くでしょう。そういう楽しさを想像しながら勉強のモテベーションをあげたい。英語力のグラフはキレイな右肩上がりではなく、一定のところから爆発的にあがるのものです。
基礎文法
長文を読解していく上で必要な文法は基本的に
時制
態
助動詞
不定詞
動名詞
分詞
関係詞
仮定法
比較
ここです。なにも見ずにこの9項目を、この順に書き出せるようになっているでしょうか。こちらで確認してください。できなければ、まだまだ読解のレベルではありません。休憩、遊び感覚で長文を扱うのであればいいですが、まだまだ基礎文法に力をいれましょう。あわてなくても問題はありません。そして基礎とは簡単なもののことではありません。
近大公募の英語はとにかく基礎
現段階であわてて、無理をしてしまうと中途半端になり、勉強が、テスト演習でできている気になっても6,7割で頭打ちになり、そこから点数が伸びないことが予想されます。そして典型的な「頑張っているのに失敗した受験生」としてあたたかい言葉とともに慰められることになってしまいます。近大の英語はとにかく基礎と繰り返しです。意外と教員レベルでも認識されていないように感じます。
近大公募を取るために大切なこと
繰り返しますが、基礎ではあるが、簡単であるとは言っていません。学習量、注意力、確かな意識、忍耐力、熱意が求められます。相手のことをよく知り、それに合わせたアプローチを行う、どんなときでも非常に大切なことだと思いませんか。傾向とレベルがずっと変わらないということは、これが近大で求められている力の一つなのかもしれません。近大が欲しがっているのはどういう学生か、ということです。
時間が足りない
時間が足りない、時間があればもっとできる、という受験生も多いですが、それはそもそもの読み方、勉強の仕方が間違っているといえます。間違っているから、実力が足りていないから時間がたりなくなるのでしょう。思い当たる受験生は自分のやりかたと「読解のページ」をよく比べて欲しい。主語と動詞の徹底はできていますか。
正しい勉強法
ここまでお話ししてきた「正しい勉強法」で一定を重ねれば必ず点数が伸びるように作成されている、だから繰り返しますが、良問であると言えるんですね。対策も非常に重要になりますが、逆に単純な英語力でも十分対応のできる試験試験です。とにかく正しい勉強法を意識してください。