共通点は「動詞」
「不定詞、動名詞、分詞」の特徴、共通点は「動詞」でした。
→動詞を他の品詞、「名詞」「形容詞」「副詞」として使うことです。つまり準動詞のことですね。
品詞について少しおさらいをしておきましょう。
名詞: 人やものの名前が中心で、主にSやOの要素となります。
形容詞: 名詞を修飾(詳しく)したり、S, OとイコールになるCとなります。
副詞: 文を構成するにあたって必要ではない要素です。
これを省いても文として成立すれば「副詞」と考えるのもいいかもしれません。名詞、形容詞と比べると難易度が上がるので、いまいち理解できない人はあと回しにしましょう。
To play soccer is fun.
S V C
(S=C)
Playing soccer is fun.
・Vにtoをつけ、名詞「〜こと」とすることができる→to不定詞(名詞的用法)
→動詞を「他(不定)の品詞で」使うから不定詞と覚えてください。
・Vにingをつけ、名詞「〜こと」として。→動名詞
→単純に動詞を「名詞」として使っていますね。
be + V ing 「進行形(一時的な動作)」と混同しないように注意してください。
→進行形というVの要素になるときは必ずbe動詞とセットです。
・The running girl is my sister.
S V C
この”running”、文の要素としてはSですが、働き(品詞)に注意して下さい。
「女の子」”the girl”を詳しくしていますね。
世界中で、「女の子」の数と「走っている女の子」の数はどちらが少ないと思いますか。
走っている女の子ですよね。このように「名詞」を詳しく(限定)しているとも考えられます。
→動詞を形容詞として使う→分詞
プラス(知らなくても良い)
・形容詞の「限定用法」
・形容詞はC(イコールとなるもの)の働きもする。これを「叙述用法」という。
This beautiful eraser is mine.
This eraser is beautiful.
上のbeautifulはeraserを詳しくしていますね。→限定
下のbeautifulはS = C。→叙述
話がそれましたが、ここでの”running”は”girl”を詳しくする「形容詞」として使われています。
→runはもともと動詞ですよね。
動名詞と形は全く同じなので、意味で考えるしかないです。
☆動詞を形容詞として使うことを「分詞」と名付けます。
→形容詞として使っているサインとして動詞を「現在分詞(-ing)」「過去分詞(p.p.(-ed))」に書きかえます。
現在分詞と過去分詞の使い分け
詳しくされる「名詞」が「〜する側」なのか「〜される側」なのかを簡単に見分けてください。
運ぶ(V): carry と船(名詞): ship
運んでいる船
a carrying ship
vs
運ばれている(故障かな?)船
a carried ship
さらにプラス
(これは必要な知識。ややこしいかもしれませんが、ゆっくり頑張って理解してください。)
前置修飾と後置修飾
The running girl is my sister.
The girl running in the park is my sister.
まずは「be動詞」の位置に注目してください。どちらの文もS V C、(S=C)を構成しています。
The running girlとThe girl running in the parkがそれぞれS、つまり名詞のかたまりですが、分詞の位置に注目してください。
the girlを前から修飾 →前置修飾
the girlを後ろから修飾→後置修飾
☆分詞単体で名詞を修飾するとき「前置修飾」となります。