英語に対する姿勢と教材の選択
レベルを問わず、とにかく英文に触れてください。英文を選択する際の難易度は、「とまらずに、前からすらすらと読めるかどうか」で判断しましょう。簡単すぎるくらいがちょうどいいです。中学校の教科書でも初めのレベルとしては十分です。
ついついやっちゃがちですが背伸びをせずに、焦らずにいきましょう。現段階で読めないことは当たり前だと思って気にしないでください。中途半端なものを読めた気になっている人のほうが、全く読めない人より危険ですよ。
・すらすらと読めるレベルのものからはじめる狙い
→読解速度の向上
→基礎文法で抜けている部分がないのかの確認
→基礎単語で抜けている部分がないのかの確認
教材との付き合いかた
自分が選択した教材で、わからない単語が多い、調べながらでないと、考え込まないと読めない、そのような時は思い切って教材のレベルを下げましょう。こんなレベルでいいの!?と思うようなものでまったく問題ありません。むしろそれくらいがいいです。とにかく多読を。
筆者の経験では英検準一級(大学受験最上位層)取得において、一番役立ったと思われるのはこのレベル(中学校レベル)の英文を用いた読解の確立でした。リーディングはもちろん、リスニングやライティングにも生きてきます。一級レベルになると、語彙の拡大が非常に大切になってきます。
目標
話がそれましたが、目標をきっちり定め、そこへ向かっている人はそのあたりの変更が思い切ってできます。やたらと難しいもの、〇〇大学の〜、難関私立大学の〜といった本、読解法についての本を熱心にこなしている方もいますし、そういうものについつい手が伸びてしまう気持ちは非常にわかります。ただ英語力を上げるという観点では非常に効率が悪いでしょう。仕上げとしてはどんどんこなしてください。英語が得意である、力をつける必要がないという人は積極的に利用してくださいということです。
とにかく英文をたくさん読むこと
とにかく英文をたくさん読むこと。関関同立レベルまではこれが大切になります。4択問題文法集系(NextstageやVintage)の問題を熱心に解くのは本当にさけるべきだと思います。もちろん、これらの本は悪くない。良書です。しかし、近大公募レベルには不向き。
このあたりを勘違いされている学校教員、塾、予備校の先生が非常に多いように感じます。まずは基礎的な英語力。何度でも繰り返しますが、これだけで近大公募は十分です。